車のタイヤ交換の際に、特に雨天時は多くの問題が発生します。その中でも一番厄介なのが、外したタイヤに付着した水分です。交換されたタイヤが濡れたままでは、お客様の車のトランクにそのまま載せることはできませんし、水分を拭き取る手間も時間がかかります。こんな不便さを解決するため、私たちは画期的な新製品を考案しています。
この提案は、当社のタイヤ館からの案件です。困り事から何とか新製品を作りたいと思っています。
考案中の「タイヤドライラック」とは?
この開発中製品は、タイヤを乾かすことに適したラックと熱風機を組み合わせたものです。特徴として、ラックには車1台分、つまり4本のタイヤを効率よく載せられるよう設計されており、熱風がタイヤ全体にしっかりと行き渡る構造となっています。これにより、タイヤは短時間で乾燥し、すぐにお客様の車に積み込むことができます。
省スペースと多用途設計
作業現場では、限られたスペースの中で効率よく作業することが求められます。そこで「タイヤドライラック」は省スペース設計で考えました。作業場に余計なスペースを取らず、使い勝手も良いデザインになる予定です。
さらに、このラックは単なる乾燥用の装置にとどまりません。タイヤの乾燥に使用しない時は、タイヤ店頭での展示什器としても活用できるデザインを取り入れます。これにより、店内のディスプレイの一部としてもおしゃれに使えるため、販売促進の面でも役立つ製品として考えています。
開発品の導入で予想される効果
「タイヤドライラック」を導入することで、雨の日でもスムーズにタイヤ交換作業が行えます。タイヤを乾かす手間が省け、効率が向上するだけでなく、店舗スタッフやお客様双方のストレスも大幅に軽減されます。また、展示什器としての活用により、作業時間外でもお店の雰囲気づくりに貢献し、タイヤ販売のアピールポイントにもなります。
現時点の最終構想
現時点では大袈裟な設備にするつもりはありません。タイヤ4本を載せるラックを製作し、ラックの柱にノズル(空気穴)を多く取付け、そこからエアーを吹きタイヤを乾燥させる仕組みで考えています。ご期待下さい。